モスクワで就職!? その4


話は少し前後するが、クリニックマネージャーと人事担当者との面接の後にモスクワの友人たちに結果を報告すると、まさか本当に働くことになるとは思っていなかったようで、かなり驚いていた。

まあ、一番驚いていたのは本人なのだが・・・

こんな習いかけのロシア語力で、しかも医療用語が飛び交う環境での通訳。それだけならまだしも、向こうは受付も兼ねろというのだから無茶な話である。ドイツに住んでドイツ語をやってきたことはここではほとんど意味をなさないことになる。モスクワで必要なのは当然ロシア語であり、外国人の患者がほとんどのクリニックで必要不可欠なのは何と言っても英語だ。

「ロシア語で(英語ですらないが、)病気について話した事なんてないな・・・」

と言うと、カプチョーニは何を思ったか雑記帳にがいこつの絵を書き出した。
そして黙々と数頁に渡ってロシア語で書き込んでいる。
最初の頁はこんな感じだ。

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動脈、静脈、組織、血液、歯茎、血圧、偏頭痛、肝臓、腎臓、脾臓、心臓、リンパ腺、呼吸、鼻づまり、鈍い痛み、鋭い痛み、痙攣、潰瘍、腫瘍、便秘、下痢etc.

数頁にわたる単語を挙げると切りがないが、こういった単語を元に、辞書を引きながら根気よく語彙を増やしていくことにした。今読み返してもよくこれだけの語彙を何も見ずにまとめて書いてくれたな、と感心する。(そう言えば、現在の自分のドイツ語の語彙としても定着していないものが多々ある。)この後、日本でも英語の辞書と「家庭の医学」などを購入し仕事に備えることになるのだが、さてどうなることやら。

余談だが、ロシアにいつも持参して気が向いたら何やら書き込んでいたノートが4冊ほどあるが、がいこつが書かれた雑記帳の表紙と裏表紙はこんな風になっている。

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ロシア風のピノキオがコンデンスミルクを煮て作られたお菓子を食べている絵で、ロシアで良く買って食べていたものだ。これもそのお菓子のパッケージが気に入ったので切り取って貼っておいた。この色合いと素朴さが何ともたまらない。裏表紙の文字は「イリス スリヴァチニィ」=バタータフィーとあるが、コンデンスミルクキャラメルとした方が妥当である。

次はようやく本題のクリニックでの仕事について書こうかと思う。


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by zaichik49 | 2008-08-18 00:29 | モスクワ


ベルリン在住、ベルリナーによるモスクワ体験記も一段落。今後も気になるロシアや現在のベルリン生活の中で想うことをつらつら書いていこうと思います。


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2009年9月29日に長女を出産しました。タグの「妊娠」にて妊娠覚え書きをまとめてみましたので、また覗いて見てください。

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