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出産後


夜に陣痛が始まり(あるいは気付いたというべきか)、出産に至る早朝まで眠ることが出来なかったため、
29日の朝方はお腹がぺこぺこだった。

病院側の想定時間より早かったためか、相部屋になった女性2人は予定日を過ぎ陣痛が始まるのを待つ女性と、心臓に疾患があり妊娠5ヶ月で既に陣痛が一度起こりかけたという女性だった。
病院側の説明では、本来なら出産を終えたママと赤ちゃん専用の部屋に入るのが普通なのだそうだ。

そんなわけで、少し落ち着かない産後を病室で過ごすことになる。

体中の関節がガクガクし、ベッドから降りてトイレで用を足すのも一苦労、極度の疲労に見舞われ
うつらうつらする中、病室にはひっきりなしに検査のためだと言って看護婦や医師が2人の元を訪れていた。

血圧、心電図、体温測定、注射、血液検査・・・

夜は夜で同室になった女性のひとりがぐがーぐがーと、とてつもなく大きないびきをかいたため全く眠れず。
この正面で寝ていた女性、陣痛促進剤の力を借りて出産に臨むことが決まったようで翌日のお昼頃に分娩室へと移動した。

ところが夜になっても彼女は戻らず心配になるが、この日は静かな病室でやっと眠りにつくことができた。

結局、朝になり出産を終えた彼女が戻ってくるが、どうやら出産の途中で赤ちゃんの心拍数が急に低下し危険な状態になったため、急遽帝王切開を行うことになったのだという。ドクターは彼女にそのときの状況を詳細に説明していた。彼女としてはドクターがギリギリまで待って、帝王切開に踏み切ったという点に納得が行かないようだった。それに対して「私たちが帝王切開を患者に薦めることは絶対にありません。なぜなら、帝王切開はあくまでも最終手段であり、手術後の経過によっては母体に対する危険度も増すからです。」というような説明をはっきりとした口調でしていた女性医師が印象的だった。

帝王切開の傷口を冷やされ、点滴を受けている彼女の青白い顔を見ていると、出産というのはひとつ間違えば母子の生命に関わるんだな、と改めて実感させられた。

もうひとりの女性は検査のため24時間心電図を取る必要があるらしく、そのための測定器が空くまで待つ必要があるとこぼしていた。朝、出勤中に急に気分が悪くなり、即入院することになったという。彼女はたまたま同じ病院の別棟で働いているらしく、同僚も理解が大いにあってとても助かる、と言って笑っていた。

妊娠中もこれといった問題もなく、安産で瑠南が誕生したわけだが、産んでから逆に出産というのは本当に怖いものだ、と改めて考えさせられたのは彼女たちと同室で2日間を過ごしたためかもしれない。

結局、丸2日で退院し自宅に帰ることになったが、彼女たちのその後が順調であることを願うばかりである。

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by zaichik49 | 2009-10-30 23:44 | 日常

妊娠覚え書き12〜出産


妊娠覚え書き11を書いていたのが、28日の21時前で「それにしても一体どんなタイミングで陣痛が始まるのか皆目分からない。」とあるが、その時はかぼちゃクッキーをオーブンで焼いているところだったように思う。

夕ご飯後にクッキーなんて普段は焼かないのだが、なぜかこの日に限って奇妙なことをしている。

それもあり、いつもより少し遅めの23時前にベッドに潜り込んだ。

が、しばらくすると何やらズドーンと激痛に近いものが・・・

「これはもしや???」

と思い、まずは時計で間隔を計る事に。ズドーン・・・ ズドーン・・・
7分くらいである。

それでもまだ半信半疑だったので、起きだしてトイレに座りながら時計と睨めっこ状態。

・・・ズドーン。やっぱり7分くらい。

これは間違いないだろうと思い、眠りこけている相方を叩き起こす。
「どうやら陣痛らしいので、病院に行こうと思うんだけど。痛みが普通ではないので。」
覚醒するのに幾らか時間がかかる相方。やっとこちらの意図を飲み込んだようで、「分かった。それじゃ行こう。」と起きだして準備。私たちがバタバタしているので、母親も目を覚まし、「あれ?どうしたの?」と。

簡単にシャワーを浴び、洋服を着替えて相方の車を待つが、その時は既に立っているのが辛くなってくる。

近くの病院に着いたのが24時前。

心電図を取るために右側を下にして横になるのが痛さで既に辛い。
内診で何と既に子宮口が6センチ開いていることが判明。

「え、もう6センチ!?」と皆でびっくりする。

「買い物行ったり、鍋したり、クッキー焼いている時、痛くなかったの?」と母。
「足の付け根は痛かったけど・・・」と私。

トイレにズリズリと足を引きずるようにして何とか自力で辿り着き、用を済ませた後
そのままズリズリと分娩室へ。

出産準備コースで教えてもらった「痛みを逃がす方法」なんて試す余裕もなく、
とにかく横になってウンウン唸るのみ。
ただただ、相方の腕をぎゅーっと握って呼吸を整えるのに必死だったように思う。

病院の助産婦さんには「陣痛の波が来たら、出来るだけいきんでみて。」と言われ、
余りの痛みに顔が歪みそうだったが、何とか耐えていきむようにする。
1時間、2時間と時間は過ぎ、助産婦さんの足が途絶える中、「ちゃんといきめてるのかな?」と
相方に聞きつつ、途中で意識が朦朧となるが何とか持ち堪えていきみ続ける。

そうこうするうちに助産婦さんが現れる。
「随分、静かねー。」と驚かれ(ドイツ人はよく叫ぶらしい)、「頭が出かかっているから触ってご覧なさい。」と。
正直ちょっと引いたが、手を伸ばすと何やらぬるっとしたものに触れた。

相方が椅子に凭れ掛かって眠っている母親に「アタマ!」と声を掛けるのが聞こえる。

「え、もう頭が出てるの!?」と母。

それが、4時半前くらいのことだったように思う。

そこからが早くて、2回ほど助産婦さん言う通りにいきむと、するっと出た。
29日4時58分、瑠南(Luna)の誕生である。

痛みから開放されたのと、やったーという安堵で涙が出そうになる。
左肩には小さな小さなやけに湿っぽい赤ちゃんが乗せられ、こちらを見ていた。
余りにも不思議なのと、極度の疲労とでその小さな生命が産んだばかりの自分の赤ちゃんだ、
という実感がなかなか湧いてこなかった。

手際の良い助産婦さんが体重、身長、頭の大きさを計り、ピンクの帽子と靴下を着せてくれる。
これは赤ちゃん手帳の写真撮影用だったようで(笑)、その後瑠南は真っ白なおくるみを着せられ、
また胸の上に戻された。
誰にも教わっていないのに、ちゅーちゅー吸い付くのだから赤ちゃんは本当にすごい。

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結局、初産で5時間弱というスピード出産だった。
そのせいなのか、病院側の朝食が準備されていなかったようでかぴかぴに乾いたトースト2枚と
バターにジャム、ハーブティーというお粗末な食事が9時前にようやく出て来た。

朝食を待てずに、夜に焼いて持参したかぼちゃクッキーを既に頬張っていたのだが・・・

虫の知らせ、とはこういうことを言うのだろう。

(有り難いことに、昼食以降は比較的まともな食事が出されたので胸を撫で下ろしましたが。)

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by zaichik49 | 2009-10-15 19:08 | 日常


ベルリン在住、ベルリナーによるモスクワ体験記も一段落。今後も気になるロシアや現在のベルリン生活の中で想うことをつらつら書いていこうと思います。


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2009年9月29日に長女を出産しました。タグの「妊娠」にて妊娠覚え書きをまとめてみましたので、また覗いて見てください。

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